ケアマネの月1回訪問「モニタリング」で本音を伝えるコツ

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「今日は特に何もないです」で終わっていませんか?

ケアマネジャーが月に一度訪問してくれる「モニタリング」。玄関先で少し立ち話をして、「変わりないですか?」「はい、大丈夫です」というやり取りだけで終わってしまっている、という方は意外と多いのではないでしょうか。

本当は「最近、夜中に何度も起こされて眠れていない」「デイサービスの日を嫌がるようになった」「自分の腰痛が悪化してきた」など、伝えたいことがあるのに、なんとなく遠慮してしまったり、「こんな細かいこと言っていいのかな」と飲み込んでしまったりする。そんな経験がある方に向けて、今回はモニタリング訪問を最大限に活用するための具体的なコツをお伝えします。

そもそもモニタリングとは何のための時間か

モニタリングは、単なる「様子見」の訪問ではありません。ケアプランが今の状態に合っているかを確認し、必要があれば見直すための大切な機会です。つまり、家族側からすれば「今のケアプランでは足りない部分」や「新しく困っていること」を伝える絶好のチャンスなのです。

ここで何も伝えなければ、ケアプランは変わらず、負担が増えたままの状態が続いてしまいます。逆に言えば、この時間をうまく使うことで、サービスの追加や調整、新しい福祉用具の提案など、状況を改善する糸口が見つかることも少なくありません。

「大丈夫です」と答えてしまう心理

多くの家族が「大丈夫です」と答えてしまう背景には、いくつかの心理があります。

特に最後の「当たり前になってしまっている」は要注意です。毎日の介護の中で少しずつ負担が増えていくと、本人はそれに慣れてしまい、「これくらい普通」と思い込んでしまうことがあります。しかし、客観的に見れば、それは十分に相談すべき内容かもしれません。

訪問前にできる「3行メモ」の準備

口頭でうまく話せない、という方には、訪問前の簡単なメモ作りをおすすめします。難しく考える必要はありません。以下の3つを書き出すだけで十分です。

1. 困っていること(体調・生活面)

「夜間のトイレ介助で自分の睡眠時間が削られている」「入浴介助で腰が痛くなってきた」など、介護者自身の負担も遠慮せずに書き出しましょう。介護される本人だけでなく、支える家族の状態もケアマネジャーが把握すべき重要な情報です。

2. 変化があったこと(本人の様子)

「食欲が落ちてきた」「以前より外出を嫌がる」「物忘れが増えた気がする」など、小さな変化でも構いません。専門職の視点から見ると、それが大きなサインである場合もあります。

3. 聞きたいこと・知りたいこと

「他に使えるサービスはないか」「福祉用具のレンタルで楽になる方法はないか」など、疑問に思っていることをそのまま書いておきましょう。

このメモは、訪問の際にそのまま渡してしまっても構いません。口で説明するのが苦手でも、紙に書いておけば伝え漏れを防げます。

福祉用具や介護サービスの相談も遠慮なく

「こんなことまで相談していいのか」と感じるかもしれませんが、日々の介護負担を減らす福祉用具の導入や、レンタルサービスの見直しも、モニタリングで話すべき立派なテーマです。

例えば、夜間の見守りに不安がある場合は見守りセンサーの活用、移動や立ち座りが大変になってきた場合は手すりや歩行補助具のレンタル、入浴介助の負担が大きい場合はシャワーチェアや浴槽用手すりの導入など、具体的な道具を使うことで、介護者の体への負担がぐっと軽くなることがあります。ケアマネジャーは福祉用具専門相談員と連携できる立場にあるため、遠慮せずに「こういう道具はないか」と聞いてみましょう。

言いにくいことこそ、事前にメールやメモで伝える

「サービス内容に少し不満がある」「担当のヘルパーさんとの相性が気になる」など、直接口にしづらい内容は、訪問当日に急に話すのではなく、事前にメールや連絡帳で伝えておくのも一つの方法です。文章にしておくことで、ケアマネジャー側も準備をした上で訪問に臨むことができ、その場でより具体的な提案を受けやすくなります。

夏場は特に「本人・家族双方の体調変化」に注目を

7月は気温が急に上がり、体調を崩しやすい時期です。本人の脱水症状や食欲低下だけでなく、介護をする家族自身の睡眠不足や熱中症リスクも見過ごせません。「暑さで自分もバテ気味で…」という一言も、立派な相談内容です。夏の間だけ利用回数を増やす、ショートステイを活用するといった提案につながることもあります。

まとめ

モニタリング訪問は、ケアプランを見直す大切な機会であり、家族が抱える小さな困りごとを伝える絶好のタイミングでもあります。「大丈夫です」で終わらせず、訪問前に3行メモを準備し、体調の変化や負担に感じていることを具体的に伝えてみましょう。福祉用具やサービスの相談も遠慮する必要はありません。次回の訪問では、ぜひメモ帳を片手に、今感じている本音を一つでも伝えてみてください。

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